フォト&ムービーレポート

伊藤清永画伯の作品の寄贈を受ける 第10回卒業生の浅見顕宏さんより


12月5日(木)、第10回卒業生の浅見顕宏(けんこう)さんより、伊藤清永画伯(1911~2001)の絵画3点を本校に寄贈いただきました。伊藤画伯は旧制愛知中学(曹洞宗第三中学林)の卒業生で、芸術院会員、文化勲章を受章した洋画家です。1984年には、愛知学院創立100周年記念講堂(日進キャンパス)の「釈尊伝四部作―降誕、成道、説法、涅槃」壁画を制作されました。

今回作品を寄贈していただいた浅見さんは在学時の1956(昭和31)年、文芸部員として機関誌『こうふう(興風)』(現在は生徒会機関誌として継続)の愛知学院創立80年記念号の編集に携わり、その際、表紙に伊藤画伯から「睡蓮」の絵を提供していただいたそうです。

贈呈式は本校で行われ、龍谷顯孝愛知学院理事長より感謝状が浅見さんに手渡され、日下照方校長が「大切に校内で展示させていただきます」と謝辞を述べられました。寄贈に際し浅見さんからは「著名な先輩がいることを在校生の皆さんに知ってもらい、伊藤画伯の魅力にふれてもらえれば」と話されていました。作品は12月8日(金)の成道会記念講演会で生徒にお披露目され、今後光ヶ丘キャンパス内の要所に展示する予定です。

寄贈いただいた伊藤画伯の作品 「青いベスト(婦人像)」
「箱根湖畔」
「バラ」
当時の「こうふう」を手に話される浅見さん
愛知学院龍谷理事長から感謝状を贈呈